手洗いうがいについて
年末に向けて手洗いうがいをしっかりとして新しい良い一年を迎えられるようにしましょう!!
「うがい」が感染症を予防する理由
うがいに強力な感染予防効果はありませんが、菌やウイルスを洗い流したり、のどの乾燥を防いだりする効果があるので、うがいをすると感染症を予防することができます。口の中をきれいにして滑らかにする「良い習慣」として身につけておくとよいと思います 。
「うがい」は、菌やウイルスが粘膜から侵入する前に、外へ洗い流す効果があるため、感染予防につながります。口や鼻から侵入した菌やウイルスは、まず粘膜に付着します。のどの奥や鼻の奥の粘膜には異物を吸着させる粘液と、さらにそれを体外へ運び出す粘液の流れを作る繊毛という毛の生えた細胞(繊毛細胞)があり、体内に侵入しないようにする防衛機能が備わっています。この粘液や繊毛にキャッチされた菌やウイルスが粘膜から侵入しないように、より早く外へ洗い流すためにはのどの奥でのうがいが効果的と言えます。
★正しいうがいの方法★
![正しいうがいの方法](https://p.potaufeu.asahi.com/22e0-p/picture/22434738/e1ef11749fcf55deb8fb49d7ca1f9a08.jpg)
![正しいうがいの方法](https://p.potaufeu.asahi.com/acfb-p/picture/22434739/ed69988eae6e6548170ea17c8f32b6d8.jpg)
![正しいうがいの方法](https://p.potaufeu.asahi.com/de14-p/picture/22434740/b374f843041bd991cb2c7ff542825067.jpg)
正しい「手洗い」はうがいよりも感染予防の効果がある?
粘膜に付着した菌やウイルスは、数分から数十分程度で体内に侵入してしまいます。このため、うがいで侵入を防ぐためには、相当な回数が必要になってしまいます。
一方、手に付着している菌やウイルスは、顔や口に触れる前に正しく手洗いをすることで、高い確率で感染を予防することができます。
飛沫(ひまつ)感染・接触感染や経口感染の予防には、うがいよりも手洗いの方が確実に感染予防の効果があると言えるでしょう。
★正しい手洗いの方法★
![(1) 手をぬらしてせっけんを泡立てる (2) 手の甲を伸ばしながら洗う](https://p.potaufeu.asahi.com/9a78-p/picture/22460823/4baedd1f8b5a1e8bec7ebede015c138c.jpg)
![(3) ツメの間を洗う (4) 指の間を洗う](https://p.potaufeu.asahi.com/476e-p/picture/22460824/b4999960955c2e92b9eb0ceea46f8810.jpg)
![(5) 親指の付け根を洗う (6) 手首を洗う](https://p.potaufeu.asahi.com/4535-p/picture/22460825/11dde9cd1c534c5137edba5288bfceea.jpg)